ここっ!ていう時

指導員 杉本 孝宏

 2007年08月19日

 暑い!ついに最高気温で沖縄に勝ちました!って全然うれしくないですよね。。でもこの猛暑を晴れ舞台として頑張っている高校生がいますね、高校球児、甲子園ですね。練習してきた成果を存分に発揮できた人、できなかった人、または、普段以上の力が出せた人、今年も様々なドラマがある事と思います。

 実は私、甲子園目指して毎日朝から晩まで練習(授業中は昼寝?)に明け暮れた高校球児でした。当時の経験から思うことですが、本番で普段通りの力が出せるかどうかは、それまでの練習の取り組み方に左右されると思います。自分の持っている力以内で練習を積み重ねても、それほど上達はしません、本番では重圧や運などに振り回され普段の力はきっと出せない事でしょう。しかし日頃の練習を110%頑張る気持ちで取り組んでいたら・・・どんどん上達しますよね、いつもチャレンジしている為、本番では、重圧どころか、普段は出せない120%位が出せちゃったりする事でしょう。もちろん相手あっての場合は、120%出せても負ける事はあるかもしれません、でも存分に力を発揮できたら勝ち負けはあまり関係ないですね。  

 スポーツと武道は、本番の考え方が少し違うとは思いますが、本番までの過程は同じような事がいえると思います。ということで、普段の稽古では、前の稽古時より少しでも早い突き・強い蹴りというように常にチャレンジし、自分に自信をつけて、どんな重圧もはねのける精神力を武器に、ここっ!っていうところで力を発揮できるようになりたいと思います。

 ps ’ここっ!ていうところ’とは首都圏大会であったり、段・級審査だったりする事で、決して夜の街や、飲んで帰宅した時、ではないことを祈っています。