「間合い」 |
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指導員 杉本 孝宏 |
2007年11月25日 |
人を中心に前後左右に広がる空間スペースの事で、この内側に他人が入ってきた時、その人に緊張が生まれるという私的な領域ということです。 このスペースは対人との関係に応じて狭くなったり広がったりすることになります。 例えば対人が家族などの気のゆるせる人の場合は、パーソナルスペースはぐっと狭くなり、逆にみず知らずの人が近づいた時は広くなるという事になります。 なるほど確かに、日常生活の対人関係に於いて、知らず知らずの間にパーソナルスペース(対人との距離)を自分で計りながら接しているなと思いました。 この法則によると、相手と親しくなりたければ距離を縮めることが必要ですが、一方的に相手のパーソナルスペースに踏みこんだら相手は緊張することになり、場合によっては不快な思いをさせてしまう…ストーカーみたいな感じ…従ってうまい具合に相手との距離を縮めて行くには、相手のパーソナルスペースを計りながら、徐々に近づいていく必要がある…。 このパーソナルスペースの距離感が掴めないと人間関係ギクシャクしてしまう…。 距離感を取るのが抜群に上手な人は、友人、恋人、仕事、なんでもOK・・・!? この話を聞いた時、組手の間合いにもちょっと似てるかなと思いました、相手の攻撃が届かない距離ならリラックスできますが、自分の攻撃が届く距離でもない・・・間合いを詰めていく時、自分の間合いを維持しながら、相手の間合いに出たり入ったり…間合いを読み違えるとバーンとやられる。
人生に於いても空手においても、間合いは大切なのだと、改めて思いました。 |