「声」  

指導員   杉本 孝宏 

 2008年7月13日


大声を出す機会はありますでしょうか?
大人になると大声を出す機会がないですよね。
子どもはあるかな?あったら良い事だと思います。
大声を出すことって良いことなんでしょうか?
私はとっても良いことだと思っています。
今日は声についてちょっと書いてみたいと思います。
まずメリットについて

その1 ストレス発散
よくストレス溜めこんで・・・等耳にしますが、文字どおり体に溜めこんだ物は排泄することでスッキリします。
このスッキリ排泄に一番手頃で簡単なのが、大声だと思います。
本当は大泣きや大笑いが良いようですが、大汗や大声は、道場で手軽にできるひとつですね。

その2 一体感
道場で子ども達が、大声を競い合って稽古に励んでいる時、全員が揃って大声を出した瞬間、皆の呼吸が揃い子ども達に一体感が生まれます。 大人も一緒で、皆で気合の声が出ている時は道場が活気につつまれます。

その3 気持ちがのる
大声を気合という言葉に書き換えますが、気合は技にのると思います。
鋭い突きや蹴りを放つ時、大きな気合とともに出した技は必ず切れがでてくるはず。

その4 相手への威圧
気迫を簡単に表現する方法が大声、気合=大声は見る者の心に響く。
技で勝てそうもなければ、気合だけは負けないようにとよくいいますね。でも気合で勝てれば技で劣っていても結果はどっちに転ぶか判らないかもしれません。

その5 自分への鼓舞
自身を奮い立たせる為に大声は使えると思います。
空手だけでなく、会社でも大声を出す事によって緊張がとけて流暢にプレゼンできたりするものです。

その6 好印象
大きな声は、健康的なイメージの象徴です。大きな声を出せる人は、自分の意見をはっきり言える人だと思います。
また、自分の思いをきちんと相手に伝える事もできます。

その7 カラオケがうまくなる
声というのは、声帯を震わせて発するものです、これはトレーニングによって幅がひろがるものです、大声を出すという事は、この声帯の筋トレをしているようなものです。筋トレの成果はカラオケで現れます・・・
だんだんおかしな方向へいってきました。。。。

という感じで、大声を出すメリットは上げればきりがありません。

大声の出し方は?というと、いたってシンプルに呼吸法です、 大きな声を出す為には、たくさん吸うことです。
そして、腹筋の締めを意識して発声すれば、自然と大きな声になります。

我々は、思いっ切り大声をだせる道場という絶好の環境があります。 
せっかくですから、稽古では、大声を張り上げ、気合を拳にのせて、補助運動、中間補助運動ではいつも以上に気合を込めて、約束組手では、ちょっと相手の腰がひけるような気合、型稽古では、見る者を感嘆させる気合等々、意識してみるのもよいのではないでしょうか。 その日の稽古はとっても充実感があると思います!

 

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