『空手と子供の成長の因果な関係』 |
|
指導員 山本 創 |
2008年8月3日 |
皆さん今日は!湘南茅ヶ崎道場の山本です。今回初めてコラムに参加させて頂きます。 さて、今回は道場の指導方針について痛烈に思い知らされた、かつ空手武道の素晴らしさを痛感した話について書きたいと思います。 最近めっきりとチビッ子会員が増えました。いろんなタイプのチビッ子がいますが、通い始めは多かれ少なかれ、幼稚園・保育園・学校など通常生活の延長のように道場でも半ば遊び感覚でいるところも見受けられます。保護者の方々は自分の子供を見ていて、歯がゆい思いをすることもあるかもしれません。稽古終わってから『今日のあんたはなんなのよ!』と叱りつけることもきっと多いことと思います。 でも少々お待ちくださいませ、子供たちはしっかりと、着実に、成長していくんですよね、本当に。通常の生活、学校の先生や親が押しつけで叱ってその場には改善することは多々あるでしょうが、ほとんどの場合、本質的に改善されたことにはならず、また同じことで何度も叱られるんですよね。でも、空手を通じて子ども自身自ら自覚を持って意識の変わった子供は決して後戻りしない本質的な成長をしたことになるんです。私もこれまで幾度も、かつ全ての子供たちが自ら変わっていく瞬間を目の当たりにしてきました。 湘南沖空会の先生方は決して押しつけの指導をしません。純粋に空手を教えます。でも空手の中にはいろんな要素が含まれている、そこがミソなんですね。子供たちは帯の色が変わっていく度に自覚が生まれます。それは誰の力でもない、紛れもなく自分の力で精進してきたことを子供なりに感じているんだと思います。これは、誰があーしろ、こーしろ、と言っても決して伝えきれないものなんだと思います。子供が自分自身で空手を身につけていったゆえの自覚なんです。気がつけば『えっ!あの子がこんなに!?へ〜、変わったなぁ。。。』と、そんな場面に立ち会える自分は本当に幸せでありいつも感動を覚えています。空手、そしてこの道場には、通常の家庭や学校では決して教えられない奥深さがあるんだと思います。 子供たちの成長は素晴らしい!その過程を後押し・実践できる空手は本当に素晴らしい。
|