然るべくして叱る・・・の巻

指導員  山本 創

 2008年10月5日

 
運動会シーズン、山本家も先週土曜に小学校の運動会に行ってきました。 

快晴、子供たちも元気元気。体操などをする際あれだけ多くの子供たちが一斉に元気よく行う姿には感動を覚えます(年かな。。)。どの子もこの子も一生懸命、同じ組の子を大声で応援する姿も美しい。『これぐらいの子供たちって屈託なく素直なもんだなぁ。。。』と久々に心洗われるひと時を過ごしつつ、大人の一服ということで、木陰の喫煙コーナーにて余韻に浸ろうと向かったその時、出ました!悪ガキ3人組。。。

5、6歳くらいでしょうか?兄ちゃん姉ちゃんたちを見に来たのでしょうが、周りに10人くらいの喫煙親父のいる中、彼ら石ころを投げてはキャッキャッと騒いでおります。ちょいと観察していたところ、喫煙親父群から誰も声をかけられる様子がない。とはいえ皆さん3人組の行動が気になる様子。そうこうしているうち石投げごっこもだんだんエスカレートし、人の顔あたりまで飛んでくるようになりました。2人ほどが代わる代わる声をかけました。『僕たち、危ないよ。やめた方がいいよ。。』遠慮がち。。そして、子供たち、、、完全無視で引き続き。。。。

『ん〜、、、では次は自分の番かな。。。』と思ったその時、飛んできました、私の足元に、拳くらいの大きさのやつです。ちょうど小拳のような形をしていました。その小拳を取りにやってきた子供らにすかさず一喝!、、、決まりました、完璧に子供のハートを打ち抜いてしまいました。。。『やばい、大泣きされたらどうしよ』と、あわてて諭すよう説明したところ『は〜い』と快い返事。『ほっ、よかった。しかも周りの目は気のせいか自分をヒーローのように見ている。。。』、と少々満足に浸る自分。

然るべくして叱ったこの出来事ですが、その後ふと思えば、数年前の自分がこの行為をできたかどうかといえば、たぶんしてないだろうなと。自分は自分、人は人、他人を叱れるほどの身分でもない、と放置していたことと思います。何だろう、、年かな、いやひょっとしたら空手を通じて芽生えた正義感????

私は間違いなく後者であると確信しました。思えばこの日の私の行為は空手道五条訓そのものではないかと。。。人格完成、誠の道、血気の勇の戒め、これを見事に守った自分だったのではないかと。。。大したことのない話を飛躍させてしまいましたが、空手を通じて少しずつ変わっていく自分がいて、気がつけば数年前より格段に違う自分がいるように感じます。やはり大人も日々進歩していかねばなりませんね。

『空手道五条訓』・・・これは子供たちのためだけにあるものじゃないですね、実際大人になるほど難しいもののような気がします。中々守れるものでない中、湘南親父集団、五条訓を実行できた第一号が私ですかね。

さて、第二号は誰の手に。。。

 

 

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