「息も絶え絶え・・・」 |
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師範代 平尾 裕子 |
2008年10月31日 |
みなさんは呼吸の深さを意識した事がありますか? 普通の呼吸は意識する事なくしていますよね。また深呼吸、というのもあります。 体操の深呼吸の手の動きは、胸郭を拡げ、横隔膜の可動域を広げます。 手の動きなしで深呼吸できますか? さあ、私が苦しかった場面とは、先日、滋賀県に行った全国スポレク大会でのテニスの試合です。50代40代30代と3組のミックスダブルス団体戦に神奈川代表として出場。 2番手に登場の自分達は、1つ目が負けスタートすると負けられないプレッシャー、1つ目が勝ちなら流れに乗りたいところですが、相手も必死です。 そんな試合展開の中で、動きの割りにどうも息苦しい…と気付いたのです。 自分の呼吸が浅い、うわべだけしか息をしていない、そう思いました。 胸郭を拡げるように息を吸い、長く吐き切るようにしてみました。でも、またすぐに忘れるのです。 呼吸が浅い人は、肩が上がっている場合が多いです。肩をリラックスさせ、腕をぶらつかせ脱力。そして呼吸。 空手をしている時のように意識的に吐くというのは、吸う為に必要であるため、有効ではあります。 これだけわかっていても、呼吸さえ、ままならないほどの緊張、というかプレッシャーの中の闘いであったと思い出されます。 あ〜しびれる体験でした。 ボイストレーニングを受けている友人から教わりましたが、横隔膜を動かす腹式呼吸の練習をするだけで、メタボ解消も実現する。それくらい、運動に匹敵する動きでもあるようです。 お試しあれ。
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