2009年初稽古は初めての湘南3道場合同稽古で、初めて尽くしでした。
場所柄、付き添いの保護者の方も多く、また、湘南には家族会員も多いので、たくさんの親子に出会えた気がします。
改めて、空手と親子関係について考えてみました。
私事ですが、平尾家では、ジャッキー・チェン、ブルース・リー等アクション俳優に憧れて息子が4歳で空手を始めました。私は1歳の娘をつれて、送り迎えや見学をしていました。
そして娘が5歳になって空手を習いたいと言った時に、こんなに小さいのに心配っていうのと、送り迎えして一人で見学するなら、自分も習おうと、今考えれば、安易な考えで始めました。
最初は息子が私に教えてくれたりしましたが、息子が准初段や、初段を受ける頃には、私に質問したり、相手を頼まれたりと、立場が逆転しました。
これは、子供の性格だけではないと思うのですが、私は空手を通じた親子関係ができるのだ、と思います。
日々の稽古を通じて、空手の技術を客観的に見る目が育ちます。
子供にとって、何をやっても敵わないと思っていた親が、自分より、できていないと感じたりするわけです。が、いつまでもそうではないのです。
努力する姿を見ます。
上達した事も感じます。
お互いに、尊敬する、というとおおげさかもしれませんが、親が子供を、また子供が親を認めます。
私は、自分が初めて審査を受けた時に、「こんな緊張を何時も経験してるのか」と小学生の息子を尊敬したい、という感情に襲われました。
今や、高二と中二の子供達ですが、平尾家は、親子の会話が多いね、と言われたりもします。
それは、自分の母でありながら、一緒に空手を学ぶ関係でもある、そんな立場の違う親子関係が産む、「親子の、いい距離感」のおかげかな…と。思ったりするわけです。
見ていてヤキモキして、どうして、いつまでたってもサンチン覚えられないの?なんて言ってるお母さん、じゃあ母さんやってみろよ、できないくせに〜なんて言われちゃった話しも聞きます。
きっかけはどうでも、家族に共通の話題や趣味があるのはいいことです。
新年を機会にお父さん、お母さん、いかがですか?
茅ヶ崎、藤沢は家族会員のみ入会受付中ですから。
いつでもお待ちしています。今年もどうぞよろしくお願いします。
平尾家事情により、親子に話しが偏ってしまいました。ご夫婦編は杉本指導員に直接聞いてみて下さい。