「ありがとうございます」。その時これまでお世話になったみなさんに心から感謝。
先月5月24日 沖縄総本部研修会館で行われた昇段審査で5段に合格した時です。
本当に「天・地・人」に恵まれたと思いました。
今年のNHK大河ドラマは、上杉家の家老、直江兼続を主人公にした「天地人」です。
兼続は、兜に「愛」の文字を掲げ、その生涯、義・愛を貫きました。
兼続が師と仰いだ上杉謙信は義の武将として有名ですが、「天の時、地の利、人の和」をそろえることが理想だと考えていました。
もともとは中国の孟子の言葉です。
物事を成し遂げるには「天時、地利、人和」の3要素が必要である。
そして天の時は地の利に及ばない、地の利は人の和に及ばない
わたしの空手にとっての「天・地・人」とは
◆天の時(天から与えられたチャンス)
沖縄への転勤そして仲程先生との出会い(本当に運命を感じますね)
◆地の利(環境)
職場・道場・自宅がとても近く、沖縄でたくさん稽古ができた。(週に3回、時間もたっぷり)、
さらに沖縄を離れた後、藤沢の道場で10年間稽古を続けることができた。
◆そしてなによりも一番大切な人の和
仲程先生をはじめ那覇道場の先輩・仲間たち、藤本先生・喜納先生それから湘南沖空会のみなさん。
好きなことに夢中になる私を許してくれた家族。(いつもすみません)
そんな「天・地・人」にめぐまれ空手修行を続けることができました。
本当に、すべてのみなさんに感謝です。ありがとうございました。
5段に合格したとはいえ、私の空手はやっとスタートラインです。空手のゴールはまだまだ先です。これからも生きている限り、本当の武道空手を修行したいと思います。
仕事でも、学業でも、時には空手でも、弱者を切り捨て自分を守り、自分のための利益や成果を追い求める現代社会。そのために空手を修行するのでしょうか?
私は惻隠の心(仁)・羞悪の心(義)・謙遜の心(礼)・是非の心(智)を貫ける人になるために
武道空手を修行していきたいと考えています。
「天・地・人」はいつでも自分のまわりにあると思います。作ることもできると思います。
そのチャンスを活かし、昨日より今日、今日より明日と年をとっても成長し続けたいと思います。
自分で「終わった」とあきらめない限り、必ず成長できると信じています。
さておじさん会員の皆さん、
今夜がチャンス・駅から近い・楽しい仲間もたくさんという「天時・地利・人和」をいかして
今夜も「大海」で楽しく飲みますか? カンパーイ!(笑)