帰ってきたシュークリーム  

指導員   叢 可奈子 

 2009年7月12日

 

良い行いをしていると、運が良くなる」
という話を耳にしました。
 

久しぶりに会いたいなと思っていた友人に偶然会ったり
自分の力じゃどうにも出来ないことが、突然解決したり

必要だなと思っていたものが、プレゼントされたり

と、たくさんラッキーなことが起こるらしいです。  

正直、本当かしら・・・・
と疑ってしまいました。
 

でも、その良い行いというのは、

部屋の掃除をする

おつかいをする
ニコニコ過ごす
文句を言わない
親切にする
心穏やかに過ごす

など、何でも良いらしいのです。  

うーん、じゃあちょっと試してみようかな、と思いました。

さっそく、

倒れている自転車を起こしてみる。(キョロキョロしながら)

喫茶店の店員さんに「ごちそうさまでした」と大きめの声で言ってみる。(ドキドキしながら)
落し物を拾って届けてみる。(オロオロしながら)
人がぶつかってきても「あらま、急いでいるのね。」と思ってみる。(イライラ・・・しないで笑)

毎日、すこーしだけ「良い行い」というのを意識して過ごしてみました。
すると、ある日ついに起こったのです。。。  

ある朝、お腹がすいて冷蔵庫を開けると美味しそうなシュークリームが一つ。
でも、これ、私のではないんです。
父が会社から帰ってきて食べるのを楽しみにしているシュークリームなのです。
それを食べちゃうなんて・・・。
でも、私も一応女子。甘い物の誘惑には勝てません。
・・・食べてしまいました。

お父さん、ごめんなさい、ごめんなさい、と心の中で呟きました。

しかし、その日の夕方家に帰ると、母が私に言いました。
「おばあちゃんがシュークリームくれたよー。」
「!!!」

私はそのとき思いました。

あの話は本当だったんだなと。
すこーし行いを良くしていたから、シュークリームが帰ってきたんだと。

今回のことは、とても些細なラッキーでしたが、
続けていれば、もっと大きなラッキーに出会えるのかもしれませんね。

続けてみる価値はありそうです。

 

 

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