「吾道一以貫之・・・一を以って之を貫く」(論語) |
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師範 宮崎 祐吉 |
2009年9月11日 |
ビシ!バシ!響き渡る打撃音。激しい技の応酬、「すげー!」組手試合での湧き上がる歓声。 2009年9月6日 沖空会首都圏大会での熱い戦いは感動とともに無事終了しました。 選手のみなさん、大会運営を支えていただいたスタッフのみなさん本当にお疲れ様でした。 参加された選手の皆さんは、日ごろの稽古の成果を十分に発揮できたでしょうか? いつも以上にできた人、いつものことができなかった人、喜び、悔しさ、 結果はともあれ、みなさんはこの大会の貴重な経験で、確実に成長しています。 今回は聖人孔子の中国の古典「論語」より 「一を以って之を貫く」です。 子曰吾道一以貫之 (先生は言われた「私の道は一つのことで貫かれている」) 大会の前日開催された沖縄空手セミナーは、沖縄総本部より、皆さんおなじみの玉代勢先生と 今回東京に初登場の高良先生にお越しいただき、型セミナー・組手セミナーを開催しました。 本場沖縄の先生方の指導を直接うけることができる意義あるセミナーを開催することができました。 本場の指導に触れ、いきなり開眼する選手もたくさんいて、翌日の選手権大会で早速その成果を発揮していました。 そんなセミナーを見ていて、感じたことが 「一を以って之を貫く」です。 先生方の指導はとてもシンプルに感じました。 型であれば、目線・基本の立ち方・構えの肘の位置・一つ一つの動作の確認などとても基本的でシンプルな指導を行っておられました。その内容は、まさに「三戦」をどれだけ身に着けているかということにつながっていると感じました。「三戦」がすべての型につながっているのです。 「三戦を以ってすべての型を貫く」 型を上手になろうと思ったら、「三戦」を徹底的に鍛えましょう。 組手セミナーは、第19回全沖縄選手権(1997)チャンピオンの高良一也先生の指導でした。 最初に指導された順突き、きわめてシンプルなその技を先生が使われると、間合いを超えて伸びてくる その突きの鋭さに、次の技はいらないというほどのキレと威力がありました。 選手同士、相手の前に立ち、足の踏み込み、突きと引き、そのタイミング、残心などを意識して集中する稽古。しばらく続けるとほとんどの選手は見違えるような鋭い突きを使えるようになってきました。 ひとつの技を徹底的に磨きこむ。その後選手たちのその次の技、「逆突き」や「追い突き」なども鋭くなってきていました。まさに「一を以って之を貫く」 それこそが上達の要諦だ!と感じました。 今回は時間が足りず、高良先生も「受け」や「蹴り」など指導ができなかったと残念だとおっしゃっていました。ぜひ、高良先生のセミナーをもう一度設定し、今回の続きをご指導いただきたいと思います。 それまで、徹底的に「一の手」を鍛えておきましょう。 あれこれ、迷わずに「一を以って之を貫く」・・ 空手だけではない人生の哲学です。 おじさん会員のみなさん、いろんな楽しいことはたくさんありますが、フラフラしないで信じるもの好きなもの、仕事・空手・歌・お酒(?)などひとつを貫いてみましょう。いい結果になるかも・・・。 (ただし入込過ぎには要注意です)過ぎたるは・・(笑)
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