『ゴンドラ先生にお会いして』 |
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指導員 大山 登 |
2010年2月21日 |
2月3日にアルゼンチンから来訪されたGustavo Gondora先生と湘南藤沢鵠沼道場で交流稽古が行なわれ、私も参加させていただきました。 稽古ではサンチンや小手鍛え、約束組み手などを行ない稽古終了時に、懇親会でゴンドラ先生のお話を聞かせていただきました。 今回の来訪で杉本さん奥さんと私がゴンドラ先生のちょっとした観光のお手伝いをすることになっており、ボディーランゲージ専門の私は、杉本さんにおまかせしようと思っていましたが幸いなことに、日本語が分かると言うので胸を撫で下ろした次第です。 ゴンドラ先生はアルゼンチンで生徒を800人教えており、アメリカ、オーストラリア、インド等々の支部に足を運び指導しているとのことで大変忙しい方との印象を持ちました。 先生が海外に出張のときは奥さんが生徒を指導しているとのことで、(ちなみに奥さんはゴンドラ先生のお弟子さんです)お子さん達も空手をやっており全員が空手家というかっこよいファミリーです。また先生ご自身も「空手一筋」を通しており、 「一番大事なものは?」 「空手。2番目は家族」 「1番が家族じゃないんですね」 「空手があったこそ家族が出来た。だから空手が1番だ」 という私など足元にも及ばない空手に対する思いを聞きました。 続いて細かい技法の話になり 「まわし受けはどうやるのですか」 「虎の構えは?」 と色々質問をすると 「難しいことはない。何年も稽古すれば出来る」 と40余年空手の修行されている先生のとても重いお言葉を頂きました。 色々と貴重なお話を聞きながら江ノ島散策をしていましたが、江ノ島は龍に対する信仰がありゴンドラ先生は龍が好きだそうです。龍を英語でドラゴン。ドラゴン ゴンドラ ドラゴン。なるほど言われるまで気付きませんでした。 江ノ島を1周してから続いて鎌倉の大仏、鶴ヶ岡八幡宮に移動しましたがゴンドラ先生も過密スケジュールで疲れの色が出ており、さらっと観光して江ノ島、鎌倉の旅を終えました。 今回ゴンドラ先生とお会いして空手の取り組み方、考え方を目の当たりにし、私の持つイメージの武士のような方だと思いました。 私のような軟弱者はとうてい真似は出来ませんが、少しづつでも強い人間なれればいいかなと思いました。 今年は手始めに禁煙かな。 |