『修行30周年に寄せて』 |
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館長 藤本 恵祐 |
2010年7月25日 |
そして、この節目の年に教士七段へ昇段し、併せて私の修行30周年を祝うメッセージDVDと記念品を頂きました。まさに感無量であります。 思えば30年前、郷里熊本から東京・八王子の大学に進学したと同時に上地流(当時入門した道場は半硬軟流=パンガイヌーン流を名乗っていました)道場の門を叩きました。 爾来、山田先生に師事して15年目(34歳)に玉代勢先生との出会いがあって沖空会に加盟させて頂き、今日に至ります。 旧・沖空会関東支部及び現在の湘南藤沢道場を15年前に立ち上げるまでは、出身道場である旧・八王子柚木道場で指導のお手伝いをしたり、仕事の関係で道場から足が遠のき、たった一人公園で稽古していた時期もあります。 しかし、とにかく上地流に魅せられてしまった私は、沖縄や海外の先生方、そして皆さんとの出会いに恵まれながらコツコツと修行を続けているうちに、気が付いたら30年の歳月が過ぎていたと言うわけです。 楽しいことだけでなく、組織の離合集散など悲しく辛い出来事もたくさん経験しました。しかし、私にはこれからも未来を見つめ、自分を信じ、皆さんとともに前進するしか道はありません。 これから我が湘南修武館がどのような歴史を刻んで行くのかは私にも想像がつきませんが、何れにせよ、私だけでなく、指導者、会員の皆さんの想いと行動に委ねられているのです。 その意味では、まさに皆さん一人一人が湘南修武館なのです。 時は流れるがごとくに過ぎ去り、この手元には一瞬たりとも止めることができません。 1回1回の稽古、1日1日の人生に大切に向き合いながら、これからの10年、20年を皆さんと共に歩み続けたいと願っています。 以上
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