季節外れの大掃除

指導員   叢 可奈子 

 2010年7月31日

 

最近、部屋の大掃除をしました。

「捨てる」とにかくこれを徹底して行いました。

結果、40リットルのゴミ袋が10枚以上消えてゆきました。

ガランとした部屋を眺めてまず思ったのは、

「これで泥棒に入られても大丈夫。」

 

驚きました。

私は人に取られて困るようなものはほとんど持っていなかったのです。

物であふれていた私の部屋に残ったのは、両手で抱えられる程度の箱ひとつ。

これさえあれば、不自由なく生きていける。

きっと、その箱の中も厳選すればもっと小さくなるでしょう。

 

ちょっと不安な気持ちになりました。

どう表現していいのかわかりませんが、私を守ってくれるものが一気になくなったような、そんな気分です。

物に守られていたというのもおかしな話ですが。

 

でも、私を守ってくれた物がなくなって得たものは、味わったことのない爽快感です。

 

そして、生活がわかりやすくなりました。

悩むほど服はない。

探すほど本はない。

隠すほどお金はない。(?!)

 

たくさんの物を持っていると、安心感があります。

そのかわり、生活が複雑になります。

「自分の部屋は自分の気持ちを表している」と聞いたことがあります。

なるほど。

基本的に物が多く、取り出したものはとりあえず部屋のすみに積み重ねておく。

そして下の物がどんどん埋もれていく。

まさに私だな、と思います。

基本的に考え事が多く、考えては解決しないうちに次の問題を考える。

解決しなかったことは、埋もれていくのですが、決してなくなりはしない。

部屋も気持ちもゴチャゴチャっとなっていくのですね。

 

さて・・・

この大掃除で、私の頭の中もスッキリ爽快になってくれるのでしょうか!?



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