「母の日に・・・」

師範代   里見 睦

 2011年5月15日


恥ずかしい話ですが、結婚して子供を持つまで、母に感謝の気持ちを持つ事は、あまりありませんでした。

母の細やかで行き届いた愛情を、当然のものと受け止めていたからです。

しかし今思うと本当に幸せな事だったのだと思います。

今は故郷から遠く離れて暮らしていますが、最近不調を抱えている母を思う時間が増えてきました。

今よりもう少し余計にそばにいてあげたい。一緒にご飯を食べて、元気な姿を見せてあげたい。

いつも自分の事は二の次で、私たち姉弟の事を気にかけてくれた母だから…「お母さん」ってみんなそうですよね!

弟は実家にいて、もう代替わりしているので、当たり前ですが、母にすごく頼りにされていて、ちょっとうらやましい。何歳になっても子どもは親に認められたいし、誉められたい。

「母の日」にみなさんは何をしましたか?

いつもはカーネーションと小物を送って来ましたが、今年はお花だけにして、「その分を東日本大震災の義援金に寄付したよ」と言ったら「良い事をした」と言われ嬉しかった!

これからも何か迷った時は「母だったらどうするかな?」と考えて行動するんだろうな、いつもそばにいるように…

年相応に、ちょっと物忘れもひどくなっているらしいけれど、穏やかに毎日を過ごして、長生きして欲しいと思います。