真髄の一部に触れて |
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指導員 角田 仁司 |
2011年6月21日 |
梅雨明けはまだでしたが、すでに日差しは強く、湿度が高い分むしろ体感温度は高く感じる中、空手稽古・セミナー・審査・総会、そしてその合間を縫って沖縄そばの時間と泡盛の夜を過ごしました。 稽古では三戦で鍛えられ、型を徹底的に直してもらい、セミナーでは高良・大嶺両大先生から直々に指導していただき、時の経つのを忘れるくらいでした。何とも言葉にできない緊張感の中で審査をしていただき、最後の組手で大先生の前で2〜3発突きをもらいましたが、痛みよりも今出せる全てを出し切った爽快感を得ることができました。 夜は寝る間を惜しんで飲み、語り、歌い、踊り、熱帯夜を堪能いたしました。本当に短い滞在でしたが、観光ではなく本場の空手を中心にした濃厚な沖縄の空気の中に身を置き、まさしくディープでコアな沖縄の真髄の一部に触れることができたような気がしました。 頭の中には三線の音が残り、口の中には泡盛の味が残り、顔には少しの腫れを残し、心に満足感を持って羽田に降り立ちました。 観光で行く沖縄も素敵ですが、ちょこっとだけでも沖縄の真髄に触れることができる「沖縄唐手の旅」も経験する価値は十分にありますよ。
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