先週四度目の隆聖館訪問稽古をさせていただきました。
7月、8月、9月と毎月行くたびになぜか故郷に対する想いも変わったような不思議な気持ちに包まれています。
今回は、その一部について書きます。
和歌山生まれでありながら生後2ヶ月で大阪へ引越し、結婚するまで大阪で暮らした自分は大阪人だと思っていました。
正確にいうと和歌山生まれの大阪人ですわ〜という感じです。
隆聖館に行くたびに、先生方やみなさんと話するたびに
小さかったとき、夏休みの間、田舎に泊まっていたとき
おじいちゃんや、田舎の友達はこんなしゃべりかただった。
聞いたことある、と。
どんどん記憶の扉が開かれてたくさんの思い出がよみがえりました。
その心地よさといったらありません。
8月には田舎まで行きたかったのですが
祖父の住んでいた家までは山奥過ぎて、行く時間がなくて
母の故郷の九度山町の名所と云われる場所を観光してきました。
慈尊院という世界遺産でもあるお寺です。
高野山を開いた空海が母親のために建立したといわれています。
そして九度山の地名に由来は
女人禁制であった高野山から
弘法大師が母親に会いに月に9回山を降りてきたというのです。
弘法は母を尋ねて九度山詣り
と、書いてありました。
今年こそ、数回実家に帰っているのものの
今までどれだけ帰ってなかったろう?
実家からの電話を
忙しいのに・・と早く切ろうとしたこともあったり
なんか自分ってつまらないな と情けない気持ちになりました。
距離だけでなく
心が両親や故郷から離れてしまっていたなと素直に反省しました。
自分の根っこを大事にしなければ
勝手に記憶をなくしていただけの自分ではなく
生まれたとき、生まれる以前からのつながりがあるということを忘れてはいけない
隆聖館さんとの交流も
私が和歌山で生まれたことが引き合わせてくれたような
深い結びつきを感じさせてくれるのです。
生まれてきたことや
今まで歩んできた道
出逢った人たち
すべてに感謝したい気持ちに包まれながら
だからこそ
根っこは大事にしようと思いました。
最後に
慈尊院のもうひとつの顔を紹介します。
弘法大師のお母様を奉られていることもあり
子宝や安産のご利益があるそうです。
この寺に奉納される絵馬には
おっぱいがついています。
それぞれ、手作りなので、さまざまですが
信じられない人にために写真をつけますね。
(たこ焼きの次はおっぱいですよ・・)
以上