『新春ご挨拶』 |
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館長 藤本 恵祐 |
2012年1月1日 |
新年明けましておめでとうございます。 昨年は湘南逗子道場のスタートや、国際大会開催、「ゆめかなかん」の開館など、我が湘南修武館にとっても大変有意義な1年となりました。 早速ですが年始にあたり、私の新年の抱負をご紹介します。 1.人生今日一日(いちじつ)の覚悟を持つ。 今は世界的な経済不況やグローバル化などで大変な世の中になっており、皆様もそれぞれの立場で日々本当にご苦労されているものと思います。プレッシャーや重責に負けそうになる時もきっとあるかと思います。 そのようなとき、この言葉を是非思い出して頂きたいのです。 長い人生もずっと先を見渡せば重荷になります。昨日の失敗を苦にしては前に進むことができません。 そうです、「今日1日をしっかり生きることができたら、もしそこで人生がおしまいになっても悔いはない」と毎日声に出して自分に言い聞かせたら、不思議と勇気が湧きませんか。 1日の枠の中で生きる習慣をお勧めします。 2.弱きを助け人のために生きる。 人間は誰しも自分が可愛いものです。しかし、その思いが強すぎると、自分以外のことはどうでもよい、自分さえ幸せならばそれでよい、という極端な生き方に繋がって行きます。 しかし、よくよく考えてみてください。もしこの世に人間が自分一人だったら・・・。 とてもじゃありませんが、精神的にも肉体的にも生き抜くことは出来ないのではないでしょうか。 つまり、我々人間は「生きている」のではなく、「周囲の人々に生かされている」のだと思います。 であれば、今日から自分のためではなく、家族や友人、地域社会の皆さんのために生きる道を選択しませんか。そして、自分よりも、年齢的、肉体的、精神的、経済的に弱い立場の人を支えながら生きてみませんか。 そこには、きっと自分自身の幸福の扉が開いているような気がします。 そして最も大切なことは、自分より弱い立場の人を支えるために、唐手の修業を通じて強い人間になって頂きたいということです。 以上の抱負は、沖縄伝統技芸振興会館(通称「ゆめかなかん」)の道場に掲示させて頂きます。 本年も会員・保護者の皆様にとって、楽しく充実した1年となることを心より祈念致します。 2012年元旦 |