ビバ・沖縄訪問記!

館長  藤本 恵祐

 2012年6月7日

6月1日(金)〜3日(日)、協会総本部のイベントに参加すべく、東京本部メンバー10名で沖縄を訪問しました。
あいにくの雨天予報のなか、多少の風雨はありましたが、何故か移動中などは晴天または曇り。さほど暑くもなく、概ね過ごしやすい気候だったと思います。
今回はいくつか印象に残ったエピソードをご紹介します。
 

高良信徳先生は、誰よりもお元気だった!

83歳になられる我が協会首席師範の高良先生は、今年も特別セミナーや審査会で、自ら先頭に立って指導、助言に精力的に取り組まれました。
上着を自ら脱がれてのサンチンやセーサン、サンセーリューの型など、我々の到底及ばない力強い演武に、修業63年の重みを感じ入ったのでありました。
 

海外会員で初めての範士十段誕生! 

米国支部のワーター・マタソン先生が、このたび高良先生のご推薦と承認により、範士十段に昇段されました。海外で初の上地流範士十段となります。
我が協会が、上地流の原点に立ち返ることを目指した組織であり、その結成3年目にして結実した昇段だったと思います。ワーター先生のますますのご活躍を祈念します。
 

病と闘いながら参加されたクラーク・ジョーンズ先生! 

米国支部のクラーク・ジョーンズ先生は、今回病魔と闘いながらの来沖でした。
普通は自宅で安静にしているのでしょうが、どうしても沖縄で、そして高良先生から直接ご指導を受けたい、という一心での心打たれる行動に、私は勇気を頂きました。クラーク先生のご快復を祈念します。
 

上地完文先生生誕の地に立つ! 

完文先生が生まれ、中国修業から戻った後に生活された屋敷跡地を訪問しました。まさに、我々上地流修行者にとっては聖地と言っても良いでしょう。
そしてまた、地元の方との交流で、中国修業のきっかけとなった人物や、中国から帰国後のエピソード、和歌山へ転出された事情などを新たに知ることができました。
私の上地完文先生研究の貴重な材料が、これでまた一つ増えた感じです。
 

そして何より、東京本部の結束が固まった! 

同じ釜の飯を食う。稽古、寝食を共にして、言葉では表せない「大切な絆」が生まれたと思います。まだ沖縄修業未経験の皆さんも、いつか同じ経験を積まれることを願っています。
(初段合格者の堀さん、和泉さん、稲垣さん、おめでとうございました!)

 

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