『第16回首都圏大会(有段者大会)を終えて』 |
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館長 藤本 恵祐 |
2012年10月26日 |
皆様のご協力のおかげで、無事首都圏大会を終えました。 少しだけハイライトを振り返りますと・・・ ・個人型試合はいずれも点数僅差の激戦。初段の部ではほとんど横一線のレベルでした。 ・二段以上の部では、杉本孝宏選手が貫録の優勝を遂げましたが、緊急参戦となった粟飯原さつき選手も見事な型を使い、さすが小学校時代から地道に鍛えあげた、見ごたえのあるものでした。 ・今大会で初めて導入した体重別の自由組手・67s以下級では、好試合続出でしたが、決勝戦は道場長同士(山本 創VS杉本孝宏)となり、二人とも40代の年齢を全く感じさせない攻防と気迫でした。いままで大会を盛り上げて頂きましたが、そろそろ後進にステージを譲り、次回大会からは審判員として、いままでの組手経験を活かしていただきたいと思います。 ・自由組手・68kg超級では、昨年の覇者・上地正昭選手と石川道場・石井龍生選手の激突が一番の見どころでしたが、素早い突き、蹴りを繰り出す石井選手に僅差で軍配があがりました。二人ともこれまた40歳代ですが、まだまだ引退しないとのことですので、次回大会でも活躍が期待されます。 ・女子自由組手でも激戦が展開され、キックボクシングも習う川崎尚美選手に対し、初出場ながらもきめ細かく突きを重ねていった杉本潤子選手が勝利を収めました。 ・何と言っても団体型は、選手の皆さん自身も大いに盛り上がり、意義深いものではなかったかと思います。呼吸が合わないと技も合いませんので、何度も何度も稽古を重ねたことと思いますが、平均年齢が一番若かった?石井、島袋、小池(高校生)チームが、たった二日間の下稽古で優勝をかっさらったのは、「型を合わせる時間が無い」という緊張感と本番にかける集中力が威力を発揮したのだと思います。 さてさて、以上の通り、大変すばらしい大会であったと思いますが、来年は他流派も含め、もっとたくさんの選手を集め、皆さんの鍛錬成果の結果をぶつける機会にしたいと思いますので、さらなる精進を期待します。 今回のコラムは、何のオチもシャレもなく、ごく真面目に終えてしまいました(笑) 以上
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