中年よ大志を抱け

館長  藤本 恵祐

 2012年12月22日

皆さん新年の準備にお忙しいかと思います。
年年歳歳、1年が短く感じられます。
私も51歳。すっかり「中年」の域に達しました。

しかし、格闘術では50歳前後が最も心、技、体では充実する年齢と言われていますので、まだまだ老け込む訳には行きません。  

先日会社で50歳を超えた社員向けのライフプラン研修がありまして、講師から教わった大変重要な事実があります。  

それは、仮に大学を卒業して就職し、60歳で完全リタイヤして80歳まで生きたとしたら、なんと現役時代に働いた時間がおおよそ50万時間、リタイヤしてからの20年間に与えられた時間(睡眠時間等を除く)もほぼ50万時間になるんだそうです。(計算してみてください)  

さて、皆さんは上記の事実をどうお考えになりますか?  

次に、自分が今日60歳を迎え、1年分の真っ白なスケジュール帳を与えられたとして、起床から就寝まで予定表を埋めてみてください。日曜から土曜まで毎日、1年分です。  

さあ、いかがですか?  

たいていの方は、はたと記入に困ってしまうのではないでしょうか?
(研修では大半の方が書くことが無く、筆が止まってしまい苦笑いでした)
 

講師の好きな川柳に、「妻自立、子ども独立、僕孤立」があるそうですが、これはまたシュールな川柳ではありませんか。  

私が言いたかったことは、皆さん仕事や家事に追われている毎日かも知れませんが、中年の方は、いまから日本人の平均寿命までの残りの生涯を、健康で充実して過ごすためのプランをしっかり持たなければ、幸せな人生を全うすることができない、と言うことです。  

年金問題もありますので、早々に仕事をリタイヤできないかも知れませんが、私は生涯唐手とともに歩み、また唐手に関する色んな調査や研究、交流もしてみたいので、逆に時間がいくらあっても足りないという感じです。  

もう中年だから、と消極的な気持ちになるのではなく、中年だからこそ、これから挑戦できる新しいことを見出し、コツコツと準備を進め、実践するべきなのではないでしょうか。
そうです、仕事をリタイヤしてからの50万時間を確かな時間にするための何かです。
 

一体何をしていいのかわからない、とお悩みのあなたにヒント。
「自分のためではなく、人のために生きる」
ことをお勧めします。  

中年よ、大志を抱け!  

貴方の人生は、今日から前途洋々なのです(笑)

 





 

 

 

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