会館塗装完了

館長  藤本 恵祐

 2013年5月5日

GWは皆さんいかがお過ごしでしたか?
例年よりも寒さが和らがず、どこへ出かけるにも厚着をされた方も多いかと思います。  

さて、世間はGWのレジャーで賑わうなか、我が「ゆめかなかん」(沖縄伝統技芸振興会館)も外壁塗装を終えました。「ゆめかなかん」を稽古で訪ねた会員の皆さんの投票で、ビビッドなブルー(湘南エメラルドブルーと誰かが命名したそうです)で一新されていますので、皆さん是非一度ご覧になってください。(HPにも写真をUP予定)  

もともと今回の塗装は、漏水や日照で傷んだ柱や外壁を補修に加え防水性を高めるメンテナンスの一環として実施したものであり、今後20年程度は安心して会館を利用することができます。
つまり、単に「外見の見栄えを良くする」たけのカラーリングではない訳です。
 

塗装の終わった会館を一人で眺めるうちに、こんなエピソードを思い出しましたのでご紹介します。  

私の大学時代、近くのアパートに1年上の尊敬する先輩がおられました。現在兵庫県庁に勤務されているT先輩です。空手の稽古や大学の授業を終えると、よくビールを飲みながら雑談すべく、お部屋にお邪魔していました。  

そのT先輩から言われたひとこと。  

「藤本君、人間は自分に自信が無いヤツほど外見を着飾るもんだ。自分に自信があるヤツは、ボロは着てても心は錦で、決してみすぼらしくないし、人間が光ってみえるもんだよ」  

昨今は、不景気な世の中ながらも、ブランド品を買い漁ったり、高級車に乗り回したりする豪勢な方々もたくさんいるようですが、その先輩の言葉を借りれば、ひょっとして「自分に自信が無い方」なのでしょうか?  

私は、自分の子供にいつも言っています。「世間のブランド品に憧れる必要はない。自分自身が最高のブランドとして認められるよう努力しなさい」と。  

そんなこんなで、お気づきの方も多いと思いますが、私は、衣服や持ち物のブランドには全くと言っていいほど無頓着であり、「リーズナブルで自分が使いやすければ何でもいい」主義を貫いています。(空手衣だけは唯一例外として「守礼堂」ブランドに拘っていますが・・(笑))  

我が「ゆめかなかん」も決して見栄えだけを良くしたのではなく、しっかり柱や外壁を補修して「中身」を強化しましたので、どうかこれからも皆さんでご活用のほど。  

(追伸)
私はまだまだ自分の「中身」が不足していますので、これからも鍛錬精進で充足して行きたいと思います。








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