2013秋季セミナーを終えて

館長  藤本 恵祐

 2013年11月3日

秋も深まりました。
久しぶりの投稿です。

2013年の秋季セミナー、首都圏大会(有段者大会)も盛会のうちに終了しました。
準備に注力して頂いた役員、運営委員の皆様に御礼申し上げます。
 

さて、今回の秋季セミナーは、我々東京本部にとって特別な意味を持つセミナーでした。  

それは、我が協会の首席師範・最高範士の高良信徳先生をようやく講師として東京にお招きできたからです。
まさに悲願達成というところでしょうか。
 

高良先生は昭和5年のお生まれ。戦後間もない昭和25年に上地完英先生の門弟になられ、以来長期にわたり完英先生の右腕として上地流の発展に邁進してこられました。  

今まで海外には幾度も指導に出向かれていますが、関東滞在は実に約50年ぶりとのこと。
その50年前のイベントは、全日本空手道連盟から招聘を受け、上地完英先生、米須 清先生(私の師匠である故・山田親和先生の師匠)と3人で都内で演武されたものだそうです。
 

私が高良先生にご指導を受けていつも感じるのは、「生涯現役で己の道を究める」という静かな気魄と信念です。
毎日が切磋琢磨と努力の積み重ね。
これを1年、2年とただひたむきに続けて行くということの凄さと素晴らしさです。
 

我々は、高良先生から、単なる唐手の技だけでは無く、生きざまをも学ばなければならないと考えます。  

今回のセミナーで、皆さんは高良先生から様々なことを教えて頂いたかと思いますが、それをどうこれからの修行や日常生活に活かすかは、皆さん一人一人の課題です。  

今回のセミナーが、大変有意義なものであったことを確信し、高良先生に改めて感謝の意を表したいと思います。








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