『人生の年輪について考える』 |
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館長 藤本 恵祐 |
2013年11月16日 |
さて、私は今週大阪に仕事で出向いていました。金曜日夜は、今から20年くらい前の上司や同僚、後輩と仕事の情報交換を兼ねて会食して来ました。 皆さん、今はグループ企業ながら全然別の会社で頑張っておられるため、普段はなかなかお会いする機会も無いので、昔の想い出話しにも花が咲き、楽しいひと時でした。 実は、ここ数年、偶然かも知れませんが、仕事の面で若い時代に苦楽を共にした上司や同僚、後輩の皆さんと、数十年ぶりにお仕事を一緒にさせて頂くような機会がたくさん出て来て、自分でもびっくりしています。本当に次から次に、といった感じで、しかも皆さんとは気心が知れているので、とてもスムーズに事が運びます。 若い時分は、本当に仕事が大変で、徹夜徹夜の連続。土日も自由にならないような会社員生活を過ごしたものですが(空手の稽古も細々の時代)、その辛い時期を共に過ごした皆さんですから、私がどんな性格でどんな考えかも全て知りぬいた方ばかり。当時の苦労話しも今では全て笑い話になってしまいます。 これも人生の年輪を重ねたひとつの結果かも知れません。一年一年と木々が年輪を積んで行くように、人間も同じく、一年一年成長して行くのでしょう。 今ひょっとしたら皆さんはお仕事や家庭、空手の修行などで逆風に耐え、辛い思いをしながら日々を過ごされているかも知れませんが、そんな経験も10年後、20年後には必ずや自分にとってかけがえのない年輪となって刻まれていることでしょう。私は人間にとって、どんな経験も無駄にはならないと信じて疑いません。 どうか、今身近にいる人たちとの日々を大切にしながら、、生涯お付き合いするつもりで向き合い、お互いの年輪を着実に刻みながら、大木になって頂きたいと願う次第です。 Fin
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