『いつものようにここに咲く』 |
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館長 藤本 恵祐 |
2014年6月22日 |
梅雨も本番で、なかなかカラッとした晴れ間が続かないシーズンですね。 自宅を出て海岸沿いを進み、色んな変化や新しい街並みの発見を期待して、ルートの後半はできるだけ通ったことのない路地を歩くことにしているのですが、先日写真の通りの綺麗な朝顔を発見し、つい写メしてしまいました。
偶然に出会った朝顔でしたが、この朝顔は私を喜ばせようとしてそこに自ら咲いていた訳ではなく、きっとそこの家主の方の観賞用に植えられたものなのでしょう。
しかし、初夏の日光や天の恵みである雨を精一杯吸収し、可愛いカタツムリを葉っぱに這わせながらも、誰かに観られることを意識する訳でもなく、ただただ与えられたその場所で精一杯生きているだけです。
そして結果的にかも知れませんが、通りすがりの私の目と心を十分に楽しませてくれました。何て素敵なんでしょう!
人生の目的は?人は何故生きるの?・・・・・
そんな問いかけに悩む前に、道端の草木や花々をじっと眺めていると、大自然の営みが、我々人間にそっとヒントを与えてくれるような気がします。
「そう。あなたのいるその場所で、今日もあるがままに精一杯咲きなさい」
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