『行ってきました、豪州へ

館長  藤本 恵祐

 2014年11月12日


 皆様、既に公式HPにてご覧になったかと思いますが、豪州支部設立40周年記念イベントに参加して参りました。東京本部が来年20周年ですので、その倍の歴史を持つ伝統ある支部の行事でした。

 支部長のアーサー先生(範士九段)はギリシャ系移民ファミリーで、武術家としてはもちろん、実業家としても成功を収めた現地の名士でもあります。

 しかし、何と言っても感銘を覚えたのは、それだけのポジションにありながら、お人柄は誰よりも謙虚であり、類まれなるホスピタリティをお持ちの人格者である点です。

 我々の滞在中、セミナー、BBQ、審査会、記念パーティ、観光案内などのイベントが目白押しで、その準備や実行だけでも大変なはずなのに、いつもニコニコの笑顔で接して頂きました。その姿勢は奥様のアンジェラさんやファミリーの皆さんも全員同じであり、心から感謝する次第です。

 「唐手を続けて来て良かった。」これが今回の豪州遠征参加者全員の共通の思いではないでしょうか。日本から飛行機で8時間。遥か赤道を越えたかの国にも、「上地流唐手」を共に学び、汗を流すというだけで生涯を通じた友人が出来たことは、何にも変え難い財産でもあります。

 「私たちは唐手を通じたファミリーだから、何も遠慮は要りません」。アーサー先生のこの一言がどれだけの価値を持つか、皆さんにも十分ご理解頂けるかと思います。

 来年以降、東京本部と豪州支部で少年会員を対象に1週間程度の短期交換留学制度をスタートできないか、これから本格的な検討に入ります。

 2015年6月に東京本部設立20周年記念セミナー&パーティを予定していますが、そこにはアーサー先生を始めとする海外主要幹部の先生方や会員の皆さんもご出席予定です。

 2020年のオリンピック前哨戦ではありませんが、我々の「ジャパニーズ流おもてなし」で心を込めて歓待したいものです。皆様のご協力をよろしくお願いします。

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