湘南にも本格的な夏がやってきました!
私が大好きな灼熱の太陽と遊べる季節の到来です。
でも、実はちょうど1ヵ月前に、私と一部指導者・会員の皆さんは沖縄で一足先にサマーシーズンを堪能してきました。
そうです、6月4日、5日に伊江島で開催された協会総本部セミナーです。
いやー、日差しは強いし暑いのなんの・・・。
しかし、そんな暑さも吹き飛ぶくらい、我々にとっては超重要イベントでした。
何故なら、そのセミナーや昇段審査会、懇親会に、上地完文先生の伝記にも登場された完文先生直弟子のS・Kさんご夫妻も参加頂いたからです。
先日、沖縄で上地流宗家四代目を上地完尚氏が継承され、お披露目パーティが開催されたとのニュースが琉球新報に掲載されました。
上地流宗家も初代:完文先生、二代:完英先生、三代:完明先生・・・と道統が継承され新しい歴史を刻むなかで、初代門弟の方々が我々のセミナーや昇段審査に同席頂いたことは、ある意味奇蹟と言ってもいいかも知れません。
もし伝記を刊行していなかったら、間違いなくお会いする機会は無かったであろう大先輩たちですから。
特にS・Kさんの奥様(H・Kさん)は、完文先生が生涯ただ一人拳法を教えた女性門弟であり、伊江島イベントでは最後の最後までお付き合い頂き、我々も大感激しました。
そんなH・Kさんから先日お電話を頂き、ゆめかなかんに「泡盛」を送ったとのこと。
詳しく聞けば、我々と伊江島で過ごした日々が本当に夢のように楽しく、その喜びと完文先生(いーちのタンメー)のご遺徳を忘れないよう、これから毎月4日はご自身も少しではあるが泡盛を飲んで感謝する記念日にしたいので、皆さんもよろしければ是非お付き合いください、とのこと。
何ともありがたいお心遣いではありませんか。喜んでお付き合いさせていただきます!
4日と言わず毎晩でも(笑)・・・。
さて、最後に、完文先生の伝記について、H・Kさんの貴重なご証言等もたくさんお寄せ頂き、新な追補原稿を書き起こし、一般書店で多くの方が購入頂けるよう、改訂版として年内に正式出版する予定です。
「温故知新」
これからも周子和先生を含む上地流の先達の偉業を忘れることなく、皆さんとともに生涯現役で修行に励みたいと思います。
完文先生が最後に出された伊江島道場跡地でS・K氏と。
昭和21年秋、S・K氏は和歌山から完文先生のお供をしながら沖縄に
戻られました。背面のガジュマルの繁る小岩の上はとても景色がよく、
完文先生お気に入りの休息の場所だったそうです。
H・Kさんとセミナー後の懇親会で(伊江ビーチ)。懇親会場には、きっと
完文先生も来られてますよ〜、とおっしゃっていたことが印象に残りました。