『ガーナ物語/第2話』 |
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館長 藤本 恵祐 |
2017年11月12日 |
今回は当初6月に5〜6名で来日(東京、沖縄で研修)の計画でしたが、ビザや航空券手配の関係で、結局11月に1名(東京のみ)という結果になりました。それほど、ガーナーの皆さんにとって、日本で唐手を学ぶということはハードルが高い挑戦なのです。
結構な私費をはたいても、(航空券代はガーナ政府が補助、滞在費は自費)我々の上地流を学びたいという姿勢には心を打たれます。自分が逆の立場であれば同じことができるか・・・。ちなみに、ガーナでの一般的な月収は、日本円に換算して2〜3万円なんだそうです。
さて、今回は1名での研修になってしまったので、修得して頂く技法も絞り込むことにしました。補助運動、三戦、小手鍛え、完子和、完子和分解、十三。これだけでもかなりのボリュームがあります。他流派高段者とは言え、1ヵ月でもそれが精一杯ではないかな、という考えからです。
来年は7月を目途に協会幹部でガーナを訪問し、その他の技法を指導するとともに、正式にガーナー支部設立に繋げたいと計画しています。
月内は各道場を巡回し、皆さんと交流を深めながら研修に打ち込んでいただきますので、是非温かく迎えてあげて頂きたいと思います。
*『ガーナ物語』(第1話)は2016年11月のコラムをご覧ください |