特別稽古参加者:感想のご紹介
藤沢修武館 安田会員
僕は、この唐手の練習を通して2つのことを思いました。
1つ目は、昔の人達は体力がたくさんあったということです。まず,藤本師範がメインと言っていた練習,「中間補助運動」この練習をやり終えた時は,僕を含めて全員が疲れきっていました。しかも,この練習は昔の練習の半分でした。これを聞いた僕は、とても驚きました。
2つ目は、練習が唐手の型を極めるというよりは、体力を高める練習であったということです。いつも行っている練習では、型の稽古はたくさんあります。しかし,今回行った練習では、型の稽古が30分ぐらいで、中間補助運動が1時間ぐらいでした。それを知った時は、驚きました。そして、その中間補助運動の内容は、つきを100回,蹴りを100回の後に、けんたて30回,はいきん30回、と言うセットを10回繰り返しました。型より体力を高める練習だったと思います。
これらのことで,僕はまだまだ体力不足だということがわかりました。だから,もっと体力を上げられるように、日々鍛えていきたいと思いました。
藤沢修武館 安田光祐
湘南本部道場 藤本きよみ指導員
特別稽古ありがとうございました。
座学にて当時の稽古内容、審査科目、帯・級の制度など今との違いを聞き、館長は自身の空手修行とともに、老若男女問わずみなで空手の稽古ができる環境をも作ってこられたのだということがよくわかりました。
当時の稽古メニューの中で中間補助運動が本当にきつく、汗だくでした。
私が空手を続けていられるのは現在の稽古メニューだからであり、私は空手をやっていると言えないと思わせらる稽古でした。
懇親会で観た当時の稽古映像には度肝を抜かれ、いろんな流派が参加する大会の自由組手映像では上地流らしい攻防にみなで声をあげて心地よい一体感を味わいました。
上地流らしい攻防、これはぜひとも会員のみなさんに観てもらいたいと思いました。
歴史を知ることで、今を正確に理解することができ、どういう方向を目指すのかが見え、新たな空手修行の一歩を踏み出す時間になりました。
湘南本部道場 藤本きよみ
湘南本部道場 川上会員
この度は、特別稽古に参加させて頂き有難う御座いました。
空手の源流を御指導頂きたく2020年の夏に入門させて頂き早三年、センスのない私に辛抱強く御指導頂き大変感謝しています。
多忙な日々と個人の趣味の「武術、空手」とどう向き合うべきかと思案していてところこのような機会があり大喜びで参加させて頂きました。
いつもと違うメンバーでいつもと違う稽古、とても有意義で為になる稽古でした。
最初の30分は座学で今の修武館に至る歴史を御話し頂きました。
とても楽しく勉強になるお話しをして頂き有難う御座いました。
次はいよいよ本日の本番の特別稽古。気合が入ります。
先ずは準備運動、補助運動、三戦、小手鍛えの稽古。
三戦は普段とは違いマンツーマンの稽古でした。至らぬ点を細かく指導頂き大変有り難かったです。
そして本日のメインイベント「中間補助運動」手技100本、足技100本…その次は館長の「拳立てよ~い!!」の一言からの拳立て30回、腹筋30回、背筋30回…気まぐれのスクワット…
回を重ねる毎にとてもキツくなりましたがこれこそ稽古、歯を食いしばって臨みました。
館長の「今日はこれで終わりにします。まだ当時の半分ですが…」の声、有難いやら不甲斐ないやら…
まだまだ修行が足りないことを実感しました。
次はミット稽古、型稽古。
ミット稽古では無駄にテンションが上がってました。五月蠅くして申し訳ありませんでした。
型稽古もいつもより深く至らぬ点を御指導頂きました。有難う御座いました。
これで本日の稽古は終わりです。己の至らなさ加減を実感致しました。
そしてこの稽古を先頭に立って御指導頂いた館長を改めて尊敬し敬服致しました。
また、こんな私と一緒に稽古して頂いた皆様に感謝致します。
本日の締めの懇親会。おいしいお酒♪おいしい料理♪そして秘蔵のDVD♪
とても有意義で楽しいひと時でした♪有難う御座いました。
この度はこのような貴重な体験をさせて頂き有難う御座いました。
改めて稽古とはどのようにあるべきか再確認致しました。
今回の経験を忘れず今後も修行し更に精進させて頂きます。どうも有難う御座いました。
湘南本部道場 川上智昭
藤沢修武館 大森会員
特別稽古に参加して
先日は館長の若き日、「旧八王子柚木道場時代の稽古を再現」に参加させていただきありがとうございました。まだ空手未経験時代の私がイメージしていた「空手の稽古」そのものでした。
稽古の冒頭は修武館の系譜や今の館長のルーツを知るお話しでしたが、とても興味深く拝聴しました。大学–自宅–道場の三角地帯が館長の学生時代の生活圏だったというのがいかにも館長らしいなぁと思いました。
本当に今とは違いキツイ稽古でした。特に中間補助運動では1.四股立ち正拳突き、2.正面蹴り(または回し蹴り)各100回、3.拳立て、4.腹筋5.背筋各30回1クールx5回を経験した後は、普段の稽古では物足りなくなるのではと思った人もいたようです。因みに私は途中でスタミナ切れしてクラクラしました。
懇親会では楽しみにしていた昔の映像上映会を夢中になって観ました。
館長の八王子稽古の動画は、まだ沖空会に入る前のものでした。今回の中間補助運動をひたすら1クールx10回を本当にやっているのには驚きました。拳サポーターの存在を知らない時代だったらしく、自由組手の練習でも何もつけないでやっているのが印象的でした。女性会員が見当たらないのも時代を感じました。これは今の時代でよかったなと個人的に思いました。
40年くらい前の上地流と多流派の自由組手の試合では初めてみる上地流らしい攻防に感動しました。自由組手を多く経験された教士以上の先生達が、「約束組手1〜10番」を考案、研究されている様子を観ました。この動画では先生方が試行錯誤されながらみせる一つ一つの何気ない技がものすごく正しいものだと私の脳が判断し興奮しました。それができると、確かに約束組手が自由組手の要所で使える技であることに改めて気づかされました。特に相手のどんな攻撃に対しても受けができるようになると上地流は最強なのが魅力で、女性の私では難しいところもありますが、ほんの少しでもその域に近づけられるよう、ますます空手にのめり込みたくなりました。
解散後の皆さんの顔が何かやりきったような達成感を感じました。
以上貴重な体験をさせていただきましたが、この感動は3日後に知恵熱となって全身を襲いました。それくらい強烈な体験でした。
藤沢修武館 大森千鶴子
平塚道場 古石会員
館長、とってもお疲れ様でした。
2時間近くずーと指導していただき有難うございました。
久しく戦闘能力が静かだった身体にスイッチが入りました。
若かりし頃の部活では毎日が汗だくの稽古でした。 自分の身体は毎日の鍛錬で強くする事は可能ですが、自分1人では妥協することも多く限界までもっていくことはなかなか出来ません。(気持ちの弱さも改善しなければ、と今回の稽古で思わされました。)
やはり今回の特別稽古の様に有無を言わさず”やるぞ!”の環境は時には必要ではないかと、、、思います。が道場には過激思考の人もいれば楽しく出来ればいいと考えている人もいるので難しいとは思います。
館長の30年前の突き、横蹴り、正面蹴り、回し蹴りは見ていて惚れ惚れとしました。この歳になってもあの様な蹴りができないか、、と挑戦の気持ちがふつふつと湧いてきました。
最後に回し蹴りの稽古がありましたが、残念ながら最後は高さも出ずフラフラの状態でした。
体幹がなっていないことも今回の稽古で再認識しました。
何処に自分のできない箇所があるのか、自覚するにはやはりこの様なきつい稽古は必要ではないかと、、と思います。
最後に、とにかくキツかったけれどもとても楽しい時間でした。
又、次の企画を作っていただきたいと思います。
有難うございました。
平塚道場 古石昌彦
平塚道場 岸会員
この度は特別稽古ありがとうございました。
最初の座学で当時の稽古メニューを紹介いただきましたが、とにかく身体を鍛えること、実戦を意識すること、これらがなによりも上地流では重要なのだと強く認識致しました。
また19日の稽古では当時の分量の半分程度にも関わらず十分にきつかったのですが、それでも館長ご自身は、当時さながら水分も摂らず稽古をされており、改めて身の引き締まる思いでした。
今後は先達の方々が行ってきた稽古に思いを馳せつつ、より一層の研鑽に努めたいと思います。
ぜひ次回も参加したいと思います。
平塚道場 岸圭介